2014年10月17日金曜日

お知らせ7

長い間、当ブログは更新をせずそのままにしておりました。

更新か、新ブログを開始しようか、決めねばと考えています。

久しぶりに開いてみたらHP(トップ)を含めて数箇所の写真が
未表示になっており不具合が生じていました。まずはその辺
の手直しはしようと思います。

そんな中でも見てくださる方もいらっしゃって責任を感じていま
す。やるならも更新せずにも記事についてきちんと整理して
おかないとだめですよね。でなければ非公開にせねば、と...。

少しずつですが手だてをしていきたいと思います。

國吉清三

2011年9月2日金曜日

緊急コラム 7

緊急コラム お茶の放射能検出問題について7

より良い判断のために、政府に求たい事と
私達が生産者と共に考えるべきこと その2

暫定基準値を「荒茶に適用する」は誰が決めたのか?
暫定的につくられた食品のカテゴリー(5分類)に荒茶を当てはめることが他の食品と比較
して、いかにアンフェアな内容になっているかは前述しましたが、報道などによるとこの決
定は原子力安全委員会(5人の委員で構成)の助言により原子力災害対策本部で決定された
とのことでした。原子力安全委員会(この後、原安会と書きます。)には食の専門家は一人
もいないことから、私は助言されたという内容にどの程度の根拠があるのか甚だ疑問を持っ
ていたところに、6月16日原子力安全委員会記者ブリーフィングが発表されました。

・原子力安全委員会記者ブリーフィングP8下~、東京新聞西山記者の質問に答えている内容
・原子力安全委員会委員5人

やはり原安会が規制値について具体的かつ科学的な根拠を示していなかったことがわかり
す。しかもその発言(厚労省課長)の内容から、原安会は「基準値を荒茶に適用すべき」と
いうことについては助言していなかったのです。
しかしながら一方では、食のコミュニケーション円卓会議・代表市川まりこ氏の質問状に
対してはいかにも原安会の助言によって適用したかのような回答(6月8日)をしています。
・食のコミュニケーション円卓会議 
  質問への回答 質問3:

これらからもわかるように、この決定は厚労省が当初から主張した案を政府が採用したと
て良いと思います。

2011年6月11日土曜日

緊急コラム 6

緊急コラム お茶の放射能検出問題について6

より良い判断のために、政府に求たい事と
私達が生産者と共に考えるべきこと その

政府決定の論点と問題点
決定のポイントになったのは、今や「お茶は食べるもの」としての認識があり、飲む
ときの安全値だけでは不十分との判断でした。そのため生葉の検査ではなく荒茶での
検査が妥当としたのです。消費者視点で言えば、政府が厳しい基準にしたことで安心度
が増す事になりますので歓迎する人も少なからずいるかもしれません。しかし整合性
が無かったり、科学的根拠を曖昧にして規制してしまうことになれば、結果的に消費者
の選択枝が減り、不利益になってしまいます。

これまでにも書いてきたように、個人的にはこの判断には疑問点が多いため賛成できま
せん。ここで再度問題点を整理してみましょう。※ベクレル=Bqと表示します。

2011年6月8日水曜日

お知らせ 6

緊急コラム お茶の放射能検出問題(1~5)は予想をはるかに超える反響をいただきました。
特に緊急コラム4と5は、これまで最も多く読んでいただいた記事の3倍近くのページビューと
なり(6月7日現在)、当紅茶ブログとしては少し複雑な思いもありますが、日本茶、放射能問
題への関心の高さを実感させられることになりました。

この記事を書くきっかけになったのは、報道の内容に対する違和感や生産者側の情報発信の
弱さ、そして一般市民からお茶(や生産者)に向けられる感情的な視線など、多くのゆがみを
それらに感じたからでした。

今回の福島第一原発の事故から端を発したこの問題は、単に放射性物質検出だけではなく
安全性への説明と規制基準設定のあり方、政府と生産者側の情報公開のスピード不足や不
徹底などがありました。そしてつくりて(生産者)とつかいて(消費者)の関係性や食(と食品)
の健全性など、国や生産者だけではなく、私たち(消費者あるいは一般市民)にも、同時に突き
つけられた問題を内包しているのではないかと考えています。

さる6月3日に政府は荒茶、製茶にも暫定基準値500ベクレル/kg適用を決めました。これ
に対して静岡県の川勝知事、神奈川県の黒岩知事は検査拒否を表明し、政府決定の科学的
根拠について説明を求めています。その後、静岡県・川勝知事は一転して検査受け入れを決
めましたが神奈川・黒岩知事は未だ検査を拒否の姿勢(6月7日現在)です。しかしながらこの
ままでは、今後の流通が不可となるため、静岡県同様政府の決定を一旦受け入れるしか道は
なさそうです。

そこで次回の緊急コラム6では、タイトル「お茶の生産者には頑張ってほしい」「より良い
判断のために、政府に求たい事と私達が生産者と共に考えるべきこと」に変更し、政府、
生産者側(県、生産農家、茶業関係者)、一般消費者がこの問題にどのように向き合っていく
ことが良策なのかを考えてみたいと思います。

公開予定日は6月10日(金)の予定です。

2011年6月5日日曜日

お知らせ 5


イベントのご案内

匙屋さんでのイベント1

匙屋 2日間の紅茶店
ガモノカ紅茶店を開店します。
6月11日(土)・12日(日) 12:00~18:00
ダージリンのファーストフラッシュ(春摘み高級茶)を
カップサービスでおだしします。
是非味わいにいらしてください。
お問い合わせ
東京都国立市中1-1-14 松葉荘1階
TEL.042-577-5075

 匙屋さんの渋い木製看板 駅から歩いて行くと右手に見えてきます。

2011年6月4日土曜日

緊急コラム 5

お茶の放射能検出問題について5

農林水産省と厚生労働省の意見対立問題 ~荒茶検査で決着~

農林水産省(この後農水省で記述)は生葉と飲用茶の検査でよいという見解ですが、厚生
労働省(この後厚労省と記述)は荒茶も検査対象にいれるべきだという見解です。なぜ両者
で違いがあるかというと、簡単に言えば同じ食品でも農水省は農・水産業での生産物、厚労
省は主に流通段階全体にわたり食品全般を管轄しています。お茶の場合は農産物であり
加工品でもあるため500ベクレル/kgの暫定基準をどの段階で適用するかで意見が分かれ
ているということなのです。ちなみにこの暫定基準は食品衛生法によるものなので厚労省の
管轄になります。

2011年6月1日水曜日

緊急コラム 4

お茶の放射能検出問題について4


安心できる数値はどれくらいなのか?

放射性物質は今回の事故に限らず自然界に広く存在し、微量ながら常に私たちは浴び
たり食品中から体内に取り込んだりしていることは知られています。実際に極微量
ながら体内にあるといわれています(成人で1.5mg程度)。ただし量が多いと癌
など健康に著しく害があることもわかっているためできるだけ少ない量になるように
心がけることが必要です(乳幼児や妊婦さんは更に気をつける必要があります。)。

放射線被爆は自然界から受ける量は世界平均が年間で2.4ミリシーベルト、日本での
放射線業務従事者で50ミリシーベルト、一般の人で1ミリシーベルトを限度として
います。これに照らしてお茶で検出された数値をどう安全評価していくか、実際に計
算をして見ます。

検出値で使っているベクレル(放射線の量)は、実効線量係数という数字をかけて人
の影響評価するのに用いるシーベルトに計算することができます。
放射性セシウム134は ベクレル×0.019
放射性セシウム137は ベクレル×0.013
両者は約半々の割合ですから、ここでは平均値として0.017を係数として使います。

神奈川県で検出された最も高い数値780ベクレル/キロの場合
淹れ方 湯の量:430cc、茶葉:10g(5杯分相当)、蒸らし:1分(湯温は60℃~90℃)
お茶を1日に5杯、同じお茶を3ヶ月(90日)飲み続けるとして