------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Q.12
渋みのあるものとないものでは、どちらの紅茶が品質は良いのですか?
紅茶の渋みについてどう思われますか?
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
A.12
紅茶の渋みが、ある、なしで一概に品質を決めることはできませんが、渋みが味の構
成要素として重要であることは確かです。
例えばセイロン・ウバ茶は、上質な渋みを持ち味としており、その中でも良質のものは
紅茶を口に含んだとき、渋みが味全体をまとめ、後味では爽快さを残すキレをつくりま
す。
またまろやかな味ながら厚みがあり、まとまりの良いタイプでも、渋みがその味の中に
あることで全体のバランスを整えていることがあります。つまり、あまり渋みを感じなくて
も、渋み成分が味の力強さや全体のバランスに、有効に作用することがあるのです。
したがって品質は、渋みがある(感じる)、ない(あまり感じない)でみるのではなく、渋み
の質を見極めることや味全体をみることで判断していきます。
まとめますと、
・渋みが持ち味の紅茶がある。
・渋みには質があり、上質な渋みの評価は高い。
・質のよくない渋み(雑味、えぐみなど)もある。
・渋みを感じなくても渋み成分がおいしさをつくることもある。
最後に1つ加えますと、渋みがほとんどない淡白な味や甘ったるい味の紅茶は、概して
品質の低い紅茶が多いということはあります。
渋みを我慢して飲む必要はないと思いますが、少し渋みを感じるときには、ぜひ味全体
中で渋みの良し悪しを見るようにしてみてください。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ご質問ありがとうございました。内容を変えないように配慮し、一部を省略、調整をさせて
いただくことがあります。あらかじめご了承ください。
引き続きご質問をお待ちしております。 ご質問は 我聞@メール まで
0 件のコメント:
コメントを投稿